塾長ブログ No.86 2024/7/2 キレイなノートは必要?
塾長ブログ中学生は1学期末テストが返却されてきました。
結果は悲喜こもごも。
十分満足出来た人はいいですが、今回テストの得点が伸びなかった人は、「勉強方法」が合っていなかったかも知れません。
夏休みの勉強へ向けて塾長ブログで何回かのシリーズで効果的な勉強方法について書いていきます。
先ず、第1弾の今回は「ノート作り」。
・小学生の時に真面目に自主勉強に取り組んできた人
・小学生の時は、国語や算数の小テストで90点以上しか取ったことない人
毎年、中学1年生で期末テストの得点が思うように取れなかった生徒さん・保護者様からご相談を受けます。
そして、上の2つに当てはまる人が割合いらっしゃいます。
「ちゃんときれいにノートもまとめているんですが・・・。」
そうなんです。この「きれいなノート」が曲者(くせもの)。
きれいなノート作り=得点が取れる
これは小学生までのことだと僕は思っています。
では、何故きれいなノート作りをしているのにテストで点が取れないのか?
答は、簡単です。
勉強していないから。
えっ?
って思いますよね。時間もかけて一生懸命にしてるのに。
これは、きれいなノート作りの作業が目的で、それで充実感を得る。
手段の目的化
勉強のまとめとして、ノートを作るのがノートを作ることが目的になっています。
そして、ここでたくさん時間を取ってしまうから、それを見直す時間がない。
または、作ることが目的だから目標達成で、試験日に提出して完成。
内容が頭に入っていない?
「ノートをとる」というと、単純に黒板の文字や教科書の内容を「写す」のに必死になりがちです。
たいてい「きれいに書く」ということを意識するあまり、カラフルなペンを使って、図表も入れて、芸術作品のノートもあります。
そういったノートは見やすくてきれいですが、書いている本人は、実は内容があまり頭に入っていないかもしれません。
ただし、字が汚いのもこれまた考え物です。
自分でも読めないような汚い字で、乱雑にノートをとっている子もいます。ノートは頭の中と同じ。ごちゃごちゃしている生徒は、頭の中もきっと整理されていないでしょう。
「ノートを作る」ことを単なる「作業」にしてしまうのではなく、大事なのは「限られた時間内でどう効率よくまとめるか」ということです。
追求したいのは、「わかりやすさ」と「覚えやすさ」。
知識を頭の中へ整理しながら入れていくという意識を持つことが大切です。
覚えながら書いていても、時間が経つと忘れてしまうこともあります。
特に理科や社会の暗記教科は、テスト前にどれだけ見返せたかがカギです。
改めて、作ったノートの復習の仕方や日々の勉強については書いていきます。
写真は大学時代の僕のノート。
今みたいに、何でもパワポっていう時代ではありませんでしたので、講義ノートを書いていました。
ま、雑にまとめてますが、テスト前は役立ちました。