塾長ブログ No.90 2024/7/30 国語力の大切さ~学力テストから見えたもの
塾長ブログ7月30日、全国の小6と中3を対象に4月に実施された全国学力調査(国語と算数・数学2教科)の結果と、同時に実施されたアンケートの集計結果が29日に公表されました。アンケートでは、SNSや動画視聴に費やす時間が2022年度と比べて延びていることが明らかになり、さらに、これらの時間が長くなると平均正答率が低くなる傾向もみえました。
これは、ありますね。
うちみたいな学習塾は、生徒さん・保護者様ともに、「学校の勉強+αで学力を身に付けさせたい」と学習意欲は高いと思います。
しかし、懇談等でお話をお伺いすると少ないながら「スマホとの付き合い方」が問題になってます。
調査の結果、中学3年生で、SNSや動画を見ている時間が30分未満の層の正答率は61.8%、30分以上1時間未満の層は60.7%。4時間以上の43.3%と大きく差が出ました。
また、国語の問題では、「必要な情報を取り出したり、表現の効果を考えて説明する」記述式の問題の正答率がずいぶんと低いようです。
40年、中学生と高校生に国語を教えてきて、ここ数年、この「情報処理能力」と「論理力」が少し下がってきていると感じています。
何よりも、「文字を読むのが面倒くさい」という生徒さんがずいぶんと増えてきている感じがします。
デジタルの教材は、目的地に直ぐ導いてくれます。
電子辞書がその例で、スペルを入力するだけで、単語の意味を直ぐに教えてくれます。
与えられた情報から、その要旨をくみ取り、さらに出題者の意図のそった解答を書いていく。
この流れが大切です。
夏期講習会の国語、今年は各学年ともたくさん取って頂いてます。
講義では、この論理力の作り方も指導していきます。