塾長ブログ No.94 2024/9/10 実力テスト(受験へ向けて)の勉強法~その1
塾長ブログ高校1年生から3年生まで、7月に実施されたが返ってきました。
同じく、8月実施の中学生コース兵庫模試も先週の土曜日から授業時に返却していってます。
中学生の時と比べて成績がじわりじわりと下がってきている、または、思うほど成績が伸びていない高校生がいます。
過去の例を見ても、中学生の時には通知表がオール5だったのに、高校生になってから、成績がずんと下がってしまった生徒さんもいました。
(大学入試前には持ち直して志望大学に合格できました)
定期テストでは、ある程度成績が取れるのに実力テストでは思うように成績が取れなません。
よくお伺いするご相談です。
その一番大きな理由は勉強方法にあります。
ここでは、高校生の英単語の例でお話してみます。
学校では週に1回英単語のテストが実施されます。
目的は、「単語テストの実施」。
つまり単語テストのために単語テストを実施されるんですね。
何だかわかりにくくてすみません。
ですから、範囲も狭く(せいぜい50語~100語の中から20問から25問程度)、暗記力のある生徒さんならすぐに覚えられます。
そして試験範囲も次のようになるのが普通です。
1回目 P1~P20
2回目 P21~P40
3回目 P41~P60 …。
生徒さんも、1回目のテストが終わったらそれでおしまい。
復習もしませんし、次の単語テストまでまず勉強しないでしょう。
学ゼミの高校生コースでは、英語コースの英単語・熟語テスト、国語コースの古文単語テストの両方ともに次のようにテストをしていってます。
(高校1年生コースは2学期の後半から入れていきます)
1回目 P1~P20
2回目 P1~P40
3回目 P1~P60 …。
違いがお分かりになりましたか。
生徒さんは、「え~、範囲が増えていくの?」とテストをする前はブツブツ言う人もいますが。
単語テストのためのテストは実施していません。
単語は何のために覚える必要があるのか。
英文や古文がスラスラと読める。
英作文の時に、辞書なしでかける。
これが目的です。
学校方式の単語テストは、目的が「単語テストを実施して成績をつけるため」にあるわけです。
ですから、いくら毎回満点でも、復習をしない限りまともに英文が読めません。
高校3年生で成績を伸ばしてきているM君が2年生の頃、授業中に「単語をしっかり覚えてきたら、ずいぶんと長文が読めるようになってきました。」と言ってました。
M君はほとんど、毎回の単語テストは合格点を取っていました。
また、僕が指示した勉強方法もずっと続けていました。
これも大切で、学校ではテストは実施しても勉強方法の指導まではしてくれません。
学ゼミでは、僕がいくつかの勉強方法を提案していってますし、大学生講師も自分達が成績を伸ばした勉強法をアドバイスしていってます。
これについては次号で詳しくお話していきますね。
継続していけば必ず、成果が出てきます。