塾長ブログ No.106 2024/12/3 In put Out put~その3 最終回
塾長ブログさて、このシリーズもこれで最後のお話。
授業を大切にするということについて今日は述べていきます。
基本的に中学校・高校、そして小学校も次の通りに勉強を進めればいいと考えます。
1. 次回の授業で習う範囲を軽く予習をしておく。←これはなくてもOK。
2. 授業をしっかり聞いて「授業中の理解」を心がける。
3. その日に習った範囲のワーク問題をその日のうちにやってしまう。
4. テスト前にもう一度ワークを解く。
定期テストはこの勉強だけで、十分です。
「エビングハウスの忘却曲線」という記憶に関する忘れる度合いを式にしたものがあります。詳しいことはまた、自分で調べてみてください。
ざっくり言うと、次の通りです。
「1日後に復習すれば、1回目に記憶したときの約66%の手間(時間や回数)で再び覚えなおすことができる」ということです。1回目より2回目のほうが覚えるのにかかる手間が少ないということです。
定期テスト、ひいては高校受験・大学受験に長期記憶を効率的に増やしたい人は、それを最初に習った日のうちに必ず復習しましょう。
記憶しなおす手間を節約して効果的な反復学習ができるからです。さらに1日後、3日後と時間をおかずに何度も復習すれば、脳に「これは大事な情報だ」と思ってもらうまでの負担が少なくてすむ、つまり効率的に記憶量を増やして良い成果を出すことにつながります。
逆に考えると、初めて勉強したときから30日以上たって復習してもほとんど情報が残ってないので始めからやり直すのと同じくらいの手間がかかることになります。
一夜漬けで暗記して受ける人がいますが、授業で習った時から一度も復習しないでテスト前日に勉強するのはもう一度最初からやり直しているのと同じことなので、非効率的きわまりない方法と言えます。
今日、お話した方法が「一番ラクで効果がある」という方法です。
是非、今日から試してみてください。
自分でもびっくりする位成績が上がりますよ。