塾長ブログ No.117 2025/3/4 梅と天神さん

 教室の花壇に、桃・梅・松・桜の木を植えています。

松は常緑樹でいつも緑ですが、それぞれの花が咲くと季節がわかります。

  ２月に梅が咲き、ひな祭りの頃には桃の花。

３月末から少しずつ暖かくなって桜。

今年は、ずいぶんとお天気が変則的でしたので、まだどの花も咲いていません。

つぼみは、ぷっくりと膨れてきていますので、春はもうすぐやってきます。

 

２月２５日、京都の北野天満宮では、「梅花祭」というお祭が行われます。

受験生ならば、よく知っていると思いますが、学問の神様「菅原道真」をおまつりした「天神様」のご縁日です。

 

  平安時代の学者であり優秀な政治家でもあった菅原道真は、ライバルの政治家のワナにはまって九州へ追いやられてしまいます。

現代でもあるような話ですね。

道真は、梅の花と牛をこの上なく愛していました。

 

  東風(こち)吹かば 匂い おこせよ 梅の花

主(あるじ)なしとて 春な忘れそ

 

九州へ旅立つ前に、京都の家の庭に植えた梅の木によんだ歌です。

 

春の東風が吹いたなら、私のいる九州までその香りをとどけておくれ。 私がいなくなるからといって春を忘れてはいけないよ。

 

この歌を聞いた、梅の木が道真のあとをおい九州まで飛んでいったという伝説があります。「飛梅」といい、今でも太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)にあります。

 

  「天神さん」と親しまれている天満宮は、受験を経験したことがある生徒さんは、みんなお参りしたことがあると思います。

僕も、京都の北野天満宮には、の高校２年生のみんなと行きました。また東京大学の近くにある湯島天満宮にも、高校２年生の時に行く「東京キャンパスツアー」で何度かお参りし、大学合格祈願しました。

  教室でも、１月の大学入試共通テストから３月の公立高校一般試験・国公立大学後期試験まで玄関に天神様をおまつりしています。

 

  苦しい時の神頼みではありませんが、最後まで頑張って勉強したら後は、神様にお願いするしかありませんものね。

来年受験する人達は、是非お参りしてみてください。

いっぱいいる牛をなでるとご利益がありますよ。