塾長ブログ No.124 2025/5/13 「情報を使いこなす力」ってなんだろう?
塾長ブログこんにちは、塾長の高田貴美彦です。
新学期も始まって1カ月経ちましたが、生徒さんたちは少しずつ新しいクラスや環境に慣れてきた頃でしょうか。
部活にテストに、忙しい日々を過ごしていると思います。
さて、今日、朝日新聞の記事が目にとまりました。
文部科学省が、中学校の技術・家庭科における「情報教育」を大幅に拡充する案を出したそうです。
しかも木工や栽培といった昔ながらの内容にも、情報活用の視点を取り入れていくとのこと。
さらには、生成AIのような最新技術についても学ぶ機会を広げていこうという動きです。
要するに、「情報との付き合い方」をこれからの時代はもっとしっかり学ばせよう、ということなんですね。
確かに、今の世の中は情報が多すぎるくらい。スマホを開けば何でも調べられる。
でも、その中から「何が本当に大切か」「自分にとって必要なのはどれか」を見極めるのは、簡単じゃありません。
これは勉強にも言えることです。たとえば、大学受験に関して調べてみると、やり方も、使う教材も、塾や予備校の情報も山ほど出てきますよね。 でも、その中で「自分にとってのベストな選択」ができるかどうか。これがすごく大きな差になります。
情報をたくさん集めるのも大切。
けれどそれ以上に、「その情報をどう使うか」がカギになるんです。
そして、それを判断するためには、読解力や論理的に考える力が欠かせません。
最近では、ChatGPTのようなAIをうまく活用して勉強に役立てている生徒さんも増えてきました。
質問の仕方次第で、分かりやすい説明をしてくれたり、視点を広げてくれたりもします。
もちろん、鵜呑みにせず、自分で考える姿勢は忘れないことが大前提ですけどね。
大切なのは、与えられた情報をそのまま受け取るだけじゃなくて、「自分なりに考える」こと。
この力は、テストの点を取る以上に、将来きっと役に立つはずです。
社会に出たときも、何かを選ぶとき、決めるとき、行動するときに、この「情報を使いこなす力」が生きてきます。
保護者の皆さんには、ぜひご家庭で「このニュース、どう思う?」「なんでそう考えたの?」なんて会話をしていただけると嬉しいです。
ちょっとしたやりとりが、考える力をぐっと深めてくれます。
そして最後に、ちょっとした種明かしを。
実は、今回のこのブログの文章とイラストも、僕がいくつか条件を設定して、ChatGPTに手伝ってもらって作ったものなんです。
色々とリクエストを出して、何度かやり取りしながら形にしました。
こうしてAIと一緒に考えたり作ったりする経験も、これからどんどん当たり前になっていくんだと思います。
大切なのは、AIに振り回されるんじゃなくて、うまく味方にしていく力。
これからの学びにも、生き方にも、きっとつながっていきますよ。
それでは、また次回のブログで!