塾長ブログ No.126 2025/5/27 二季になる?
塾長ブログさくら、ひまわり・朝顔、紅葉、シクラメン。
桜餅・いちご、スイカ・かき氷、栗・黒豆、おでん・クリスマスケーキ。
入学式、夏休み、運動会、スキー学校。
ひな祭り、ラジオ体操、稲刈り、おおみそか。
僕たちの周りには季節を表す様々な言葉があります。
植物、食べ物、学校の行事、身の回りの出来事。
言葉を聞くだけで、その物や風景が浮かび、暑さや寒さまで伝わってきます。
菜の花や 月は東に 日は西に (与謝蕪村)
五月雨(さみだれ)を あつめてはやし 最上川 (松尾芭蕉)
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺 (正岡子規)
降る雪や 明治は遠く なりにけり (中村草田男)
俳句と呼ばれる五七五の文芸が江戸時代から現代まで続いてきたのも、「季語」と呼ばれる季節を表す言葉が僕たちが共通に持つ感性だったのでしょう。
1日の最高気温が25℃以上が夏日、30℃以上が真夏日、35℃以上が猛暑日となっています。
今年はすでに猛暑日がきました。
去年あたりから、日本がというより世界的に四季が二季になるのではないかと言われています。
春と秋が短く、暑いか寒いかの2択。
僕はあとせいぜい20年位ですが、息子や生徒さんが大きくなったころ日本はどうなっていくんでしょう。
気候や、お米の問題も。
俳句も作られなくなったり、「先生、サクラモチって何ですか?」ってことにならないことだけを願っています。
いやはや。ヴィヴァルディも嘆くことでしょうね。