塾長ブログ No.130 2025/6/24 今どきの中高生の英語力ってどれくらい?
塾長ブログこんにちは。塾長の高田貴美彦です。
今日は、「今どきの中高生の英語力って、どれくらい?」という話題をお届けします。
文部科学省の最新調査によると、2024年度の英語力の達成率が以下のように発表されました。
中学3年生の52.4%が「英検3級相当以上」に到達(前年より+2.4pt)
高校3年生の51.6%が「英検準2級相当以上」に到達(前年より+1.0pt)
政府が掲げる「2027年度までに60%以上」という目標に向けて、全国的に少しずつ前進していることがわかります。
この調査対象となった学ゼミの現高校1年生コースでは、全員が英検3級を取得していました!
文法・語彙・読解・リスニングといった総合的な英語力の土台が身についた証です。
もちろん、ここがゴールではありません。
英語長文の精読力
語彙力の拡充
ライティング・スピーキングの実践演習
などを通じて、“使える英語”をうちに固めることを目指しています。
英語は早期完成が強みになります。
受験においても、英語を早期に完成させることで、高2・高3で「数学・理科」「国語・社会」など他科目に時間を回すことが可能になります。
学ゼミでは、英語力の早期完成を目指し、段階的かつ明確な英検目標を設定しています。
英検到達目標(塾内基準)
学年 目標級 備考
中学1年終了時 英検4級 中1からの入塾生は中2の6月までに取得
中学2年終了時 英検3級 高校基礎文法の完成を視野に
中学3生終了時 英検準2級 多くの生徒が中3までに取得済み!
これは、単に検定対策をしているのではなく、英文法・読解・リスニング・ライティング・語彙指導のすべてを連動させた総合英語力の成果です。
昨日から6月1日に実施された第1回英検の合否結果が発表されました。
7月6日(日)、英検の二次試験が行われます。
前々回からのブログでも書きましたが、僕は、英語学習のすべての出発点は「構文の理解」にあると考えています。
英文の骨格をつかむ力があれば、長文もリスニングもライティングも、すべてが繋がっていきます。
そしてもうひとつ、「正しく、美しい発音」の習得があります。
きれいな発音ができるということは、自分の口で音を再現できるということ。
それはリスニング力にも直結します。
ただ聞くだけでなく、口を使って“英語のリズム”を体に染み込ませる。
そこから自然な英語力が育っていきます。
小学生コースでは、外国人講師による英会話授業や多読・音読を取り入れながら、英語に触れる時間そのものを「生活の一部」にするよう工夫しています。
また、英検受験にも対応した講座を用意し、目標をもって楽しく学ぶ環境を整えています。
一方で、中学生や高校生にとっての英検は、「特別なイベント」ではありません。
普段の学びの成果がそのまま形になるもの。だからこそ、学ゼミでは、「その場しのぎ」ではなく、「生きた英語力」の育成を大切にしています。
今回の英検二次試験に向けては、塾内生限定の無料特別講座もご用意しています。
今回初めて3級の二次試験の臨む生徒さんは、まず面接の形式に慣れることがカギ。
発音やイントネーション、アイコンタクトなど、細かな部分まで実践的に練習していきます。伝わる英語は、うまく話すことよりも、相手に伝えようとする姿勢が大切です。練習してきたことを、いつも通りに出せれば、それで大丈夫です。
英語は、努力した分だけ応えてくれる科目です。
日々の中で、「聞けた」「読めた」「伝わった」という小さな成功体験を積み重ねることが、自信と力に変わっていきます。今頑張っている皆さんの姿は本当に素晴らしく、その努力が実を結ぶことを、心から信じています。
今回、残念ながら結果を出せなかった生徒さんは、その原因を自己分析してください。
(多くは絶対的な問題演習の量が不足していたと思いますが)
そして、その反省をふまえて次回10月の第2回英検で成果を出していきましょうね。