塾長ブログ No.150 2025/12/16 豊臣秀長の「裏方力」
塾長ブログ来年の大河ドラマの主人公は、豊臣秀長。
大和大納言と称され、23歳で兄・秀吉の家臣となってから、兄の死よりも7年早く50年の生涯を閉じるまで、表に立つことは少ないながら、常に兄を支え続けた人物です。
僕自身も、ずいぶんと長い間、No.2の立場にありましたので、秀長の気持ちが少しわかる気がします。
もっとも、秀長ほど立派だったかと言われると、正直そこまでではありませんが……。
秀長のすごさは、決して「目立たない役」に甘んじていたことではありません。
兄・秀吉の性格や強み・弱みを誰よりも理解し、自分が前に出るべき時と、あえて引くべき時を冷静に見極めていた点にあります。戦場でも政治でも、組織全体がうまく回ることを最優先に考え、裏方として責任を引き受け続けました。
これは、現代の学校や社会、そして勉強にもそのまま当てはまります。
クラスでも部活でも、いつも中心に立つ人がいます。一方で、その人を支え、空気を整え、地道に役割を果たす人が必ずいます。どちらが欠けても、組織はうまくいきません。
勉強でも同じです。
テストの点数や順位という「表」に出る結果だけでなく、毎日の予習・復習、わからないところをそのままにしない姿勢、計画を立てて実行する力。これらは目立ちませんが、確実に力を支える“裏方の努力”です。秀長は、まさにその積み重ねの価値を体現した人物だと思います。
中高生の皆さんには、「目立たない努力は意味がない」と思ってほしくありません。むしろ、そうした努力を続けられる人こそが、最後に大きな力を持ちます。
保護者の皆さまには、生徒さんが結果に表れない時期でも、裏で積み上げている努力に目を向けていただけたらと思います。
派手さはなくとも、確かな役割を果たし続ける。
豊臣秀長の生き方は、今を生きる僕たちにとっても、大切なヒントを与えてくれているのではないでしょうか。
来年の大河が楽しみです。